MIC10 + MIC2103(3N)/MIC2101(1N)による
グラビア印刷用銅メッキ・クロムメッキ層硬さ測定例

グラビア印刷用シリンダーの銅メッキ層、クロムメッキ層の硬さ測定
用意すべき機材
 
グラビア印刷用シリンダの硬度測定をおこなう場合、MIC10DLもしくはMIC10とモーター駆動プローブMIC2101/2103を併用する必要があります。

 銅メッキ、クロムメッキの層厚さが非常に薄いため、MIC10の手動プローブの荷重(10N,50N,98N)ではメッキ層を破ってしまう可能性があるからです。

 銅メッキ層の場合にはモータープローブMIC2103(3N)かMIC2101(1N)を使用してください。一般的なCAL値は-5350です。

 クロムメッキ層ではMIC2101(1N)を必ず使用してください。一般的なCAL値は+250です。
グラビア印刷用シリンダーの銅メッキ層、クロムメッキ層の硬さ測定
測定の要領

MIC10とMIC2101をセットし、左の写真のようにシリンダにあてて指定した荷重時間保持します。荷重時間は治具を使わない場合では最大5秒が限界です。

銅メッキ硬度の場合は20秒程度の荷重時間を確保することが望ましいわけですが、左の写真のようなハンド測定では長い間保持することが難しいため、荷重時間を5秒以内に設定した方が測定値が安定します。

指定時間荷重後に硬さ測定値が表示されます。ビッカース値で読み取りが可能です。

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