USG−27Aに関するFAQ(よくある質問)は大きく分類して次の4種類です。該当する部分をクリックしてください。それぞれの種類の先頭に飛びます。
プリントアウト(印刷)に関する質問
Q: プリントアウトすると印刷の一部に横線が入ったり、斜めに改行されたりして正常に印刷できない。
A: プリンターの印字ヘッドに砂やほこりあるいは水等が入るとこの現象が発生します。プリンターにカバーをかけたり、印刷は事務所内などで行うなどして異物の混入を避けてください。プリンターは精工舎の製品で、精工舎はこのプリンターを使い捨ての消耗品として扱っています。新品保証も一切ありませんし、基本的に修理は困難です。故障した場合には新品に買い換えていただくことになります。
Q: プリンターの日本語部分の印刷がおかしな文字になる。ケーブルはちゃんと接続されている。
A: 次の対策をします。
1. ケーブルの断線や差込不良をもう一度チェックします。
2. プリンター底側にある2つのディップスイッチの設定を確認します。
左側ディップスイッチ 右側のディップスイッチ 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8 ON ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ OFF ● ● ● ● ● ●
Q: 印刷すると"001","25MP-01","01","OK","D25","25","24","49dB","<-06dB","00.08.22","14:09"等の変な印字になる。
A: USG−27Aの液晶部に COMPUTER FORM と表示されていませんか。前面パネル左右キーでPRINTER FORMに戻してください。今度はちゃんと印刷されるはずです。ROM1.6以前のバージョンは▲▼キーで切り替えます。
Q: 全く印刷できません。
A: 次の対策をします。
1. プリンター用のケーブルとコンピューター用のケーブルを間違えていませんか。
2. ディップスイッチの設定は間違っていませんか。
3. プリンターの紙切れランプ、電池切れランプ等が点滅している場合にはプリンターの取説に従って点検します。
4. 可能であれば別のUSGに付属しているプリンターとケーブルで作動確認します。どこに障害があるか確認できるはずです。その結果で弊社サービスセンター
(Tel:0489-22-1381)に連絡をとってください。
Q: 全部確認したが問題が解決しません。
A: このUSG−27Aを使うのが久しぶりであり、内蔵時計が大きく狂っていたり、液晶表示の一部に文字化けがあったり、といった現象はありましたか。もしその現象があったのなら、内蔵バックアップバッテリー完全放電によるトラブルです。内蔵の制御プログラムが壊れているためどのような現象が発生するか予測できません。そうであれば、電源を一度切って、CALとTESTを押しながら電源投入し、オールクリアします。このオールクリアで測定結果の記録も消失しますが、制御プログラムはリセットされます。内蔵時計をあわせて、電源ONのまま15分以上放置してください。内蔵バックアップバッテリーが再充電されます。
15分以上たったら、USG−27Aで鉄筋を実際に測定し、作動に問題があるか、メモリー出来るか、印刷できるか等を確認してください。問題がないようなら、ニッカド電池が切れるまで電源ONのままにしておいてください。もし、現場での測定があるときは測定作業を行ってください。測定中はバックアップバッテリーに充電されています。ROMバージョン1.7以降のUSG−27Aはこのトラブルを避けるために、電源OFFでもニッカド電池が入っていればそれだけで充電されるように改造されています。
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Q: 前面パネルスイッチに障害が発生し電源ON・OFFが出来なくなった。▼▲キー等に触っていないのにカーソルが勝手に動いてしまう。鉄筋径をあわせようとしてもカーソルが飛んでうまくあわせられない。CALボタンを押しただけなのにキャリブレーションエラーのメッセージがでて基準レベルをあわせられない。Sボタンを押さないのに勝手に押されてしまうような現象がでる。
A: これらの現象は前面パネルスイッチの故障がその原因である可能性があります。パネルスイッチは高価で非常にデリケートです。角のあるものでスイッチを押したり、乱暴にスイッチを押したりすると内蔵スイッチが壊れたり、表面の樹脂フィルムに傷が付いたりします。またそういった状態で探傷器の前面にたまるグリセリンを放置した場合には、グリセリンや水分がパネルスイッチのフィルム内に進入して電気的接触不良を発生させる可能性があります。この現象はその日の気温等の影響を受けて発生したり発生しなかったりが繰り返される場合もありますが、最後には回復しないままになります。作業状態や保管状態を改善することによってこの故障は大幅に減りますが、いったん発生してしまったら前面パネル部のユニット交換以外に修理の方法はありません。弊社サービスセンター (Tel:0489-22-1381)に連絡をとってください。
Q: FD52用の探触子を使用したら、「タンショクシエラー」等と表示されて動作がおかしい。
A: USG-27Aは専用の探触子USG-271でのみ正常動作します。FD52や汎用器用の探触子では探傷できません。またUSG用の探触子をFD52で使用することも出来ません。専用器はそれぞれ指定の探触子でのみ探傷が可能です。これは探触子の内部構造等が違っているためです。USG-27Aにはかならずクラウトクレーマー製のUSG-27A専用探触子USG-271を使用して下さい。作業開始前に探触子を確認して下さい。専用探触子を使用しても感度が許容範囲を超えて下がっている場合にもこの表示が出る場合があります。その場合には新品の探触子に替えて下さい。
Q: OKランプが点灯しづらい
A: 鉄筋リブ部をきれいにし、探触子とケーブルも新品にして、基準レベルの設定からやり直してください。また濃度95%程度以上の粘度のあるグリセリンかソニコートBSなどの専用接触媒質を使用してください。それでも改善されない場合には前述のオールクリアを実施してください。全ての処置をしても改善されない場合にはUSG-27A本体の故障が考えられます。弊社サービスセンター (Tel:0489-22-1381)に連絡をとってください。 [文頭へ戻る]
合否差に関するご質問
Q: USG−27A検査結果のプリントアウトの説明を求められるのだが適切な資料がないためうまくいかない。とりわけ合否差の部分はデシベル(dB)が入ってくるので立会官がなかなか納得してくれない。
A: JIS-Z-3062を立会官が良く読んでくれていれば何も質問は出ないのでしょうが、実はJISの表現にも分かりにくい箇所がいくつかあり、USG−27Aに関してのお問い合わせの中でも合否差に関する質問は抜きんでて件数が多いのが実状です。以下の手順でこのホームページから説明資料をダウンロードして、資料を表示してください。必要なら印刷して立会官にお渡し下さい。
ただし、この資料はPDFというファイル形式で書かれています。この説明資料を読んだり印刷するためにはアドビ社のアクロバットリーダーというソフトが必要です。このPDFはインターネットでは広く使われる形式ですのですでにお持ちの方が多いと思われますが、もしお持ちでなければアクロバットリーダーのアイコンをクリックして入手してインスツールしてから資料をダウンロードして下さい。
Adobe Acrobat
Reader4.0 無償ダウンロード(6.24MB)
USG-27A印字内容
説明資料ダウンロード(PDF42KB)
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パソコンにシリアルポートがなくUSG-27A21.exeが使えない
Q: 使用しているパソコンにシリアルポートがないためにデータ転送ソフトUSG-27A.exeが使用できない。接続する方法はないのか。
A: 確かに最近のVaioやMebiusの場合、B5版モバイルタイプのノートパソコンにはRS232Cシリアルポートが装備されていません。また、デスクトップであってもコンパック社の家庭向け製品でもやはりシリアルポートが装備されていないようです。これらのケースでは接続にシリアルポートを必要とするUSG-27A21.exeは使用できませんのでシリアルポートの増設が必要です。USG-27A21.exeはWindows上でCOMBポートとして認識されるデバイスがあれば作動します。対処法は以下の通りです。
ノートパソコンの場合
@メーカー純正のドッキングステーションやi.LINKポートリプリケーターを使用してRS-232Cポートを新設する。
AUSBポートがある場合にはアイオーデータ機器USB-RSAQ2(\8000)やArvel社USB DOCK(HDCUS)\15000)等のUSB−シリアル変換アダプターを使用してRS-232Cポートを新設する。
BPCMCIAカードスロットルがある場合にはコンテックCOMB-1(PM)(\26800)等のシリアルポート増設カードを使用してRS-232Cポートを新設する。
デスクトップの場合
@USBポートがある場合にはアイオーデータ機器USB-RSAQ2(\8000)等のUSB−シリアル変換アダプターを使用してRS-232Cポートを新設する。
APCIバスがある場合にはアイオーデータ機器RSA-PCI2(\14800)等を増設してRS-232Cポートを新設する。
★上記は一例です。USB−シリアル変換アダプターが一番お手軽なようです。トラブルを避けるため、いずれの場合も、デバイス増設等の経験のある方のアドバイスを受けて確認してから拡張機器を購入してください。
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